K18 ダイヤモンド
バイザヤードタイプ ネックレス
素材刻印 K18
ブランド なし
納期 2週間
金額内訳
溶接 2か所 | ¥10,000 |
チェーン組み込み加工 | ¥2,000 |
石留め 0.85ct 覆輪留め | ¥12,000 |
K18 1.0ct用覆輪石座 | ¥14,000 |
K18丸カンSサイズ 2個 | ¥720 |
K18 028φ角小豆NC 45㎝スライドAJ | ¥19,100 |
職人コメント
東京都内よりご来店のお客様から
使わなくなったプラチナリングのダイヤモンドを使って
ティファニーのバイザヤードタイプのペンダントネックレスに変えたいとの
リフォーム依頼をいただきました。
バイザヤードはエルサ・ペレッティというティファニーを代表するデザイナーが
ダイヤの大きさを予算に合わせてヤード(単位)で選べるようにという意図で作ったそうで
身に着けると幸せになるというジンクスがあるそうです。
ティファニーのバイザヤードタイプのペンダントネックレスは
様々なジュエリーブランドから出ている定番商品で
当店でのリフォーム依頼でも1、2を争うほど人気があります。
今回はバイザヤードタイプのペンダントネックレスの制作工程をご紹介します。
まずはお預かりした指輪から石を外します。
指輪の素材がK18だったなら、腕を切り取ってリメイクで作ることが出来ます。
その場合は金額は今回の合計金額から石座代と石留め代を引いた額となります。
今回はチェーンも仕入れてきましたが、
お持ち込みでも大丈夫です。
材料を用意して
まずは石座に丸カンを口が空いた部分を上にして
レーザー溶接機で溶接します。
写真はレーザー溶接機内部を映したモニターの画像です。
口が空いた部分を上にする理由は石留め後に
チェーンを組み込んでから空いた口を溶接するためです。
この場合は溶接は合計4か所となります。
火を使った加工だと
石を留めた後にその近くの溶接は危ないので
チェーンに通したマルカンを口を下にして溶接してから
石留め、仕上げとなります。
こうすると溶接は2か所で済みますが
チェーンが付いた状態では
石留め、仕上げがやりずらくなるために
レーザーでは4か所溶接する方法を選んでいます。
なので、料金では本来2か所の溶接でできるので
2か所分しかもらっていません。
あとは鏨(たがね)と呼ばれる鉄の棒と
オタフク槌と呼ばれる小さい金槌を使って
石の周りの板を倒してダイヤモンドを留めます。
本家の石座はキューレットと呼ばれるダイヤの尖った先端が出るタイプですが、
当店では身に着けたときに当たって痛くないように
キューレットが出ない深い石座で留めています。
お預かりした石は0.85ctで
石座のサイズは0.7ct用(直径5.7㎜)の次は
1.0ct(直径6.5㎜)になるので大きい方で留めました。
終わったら固定台から外して
石座の全体を仕上げて
チェーンを組み込んで
マルカンの空いている部分をレーザー溶接、丸カンのみ仕上げ、
チェーンのプレートに石の重さを刻印して完成です。