アクサセリー 思い出のリング
手作り体験
素材刻印 なし(真鍮)
ブランド なし
納期 約1.5~2時間
金額内訳
手作りアクササリ― ¥8,500×2 | ¥17,000 |
職人コメント
今まで金とプラチナを使った手作り結婚指輪のみだった
セルフメイドのシルバーと真鍮で作る
リーズナブルなコースが出来ました。
お客様からの質問が多い
「具体的にどんな事をするのか」を
打ち合わせ①~③
作業①~⑧
に分けて詳しくご説明します。
手作り結婚指輪はこちら
セルフメイドに関してはこちら
今回はお店の近くに本社があるアソビューの社員さんたちが
WEBサイトに掲載して下さるということで
WEB担当兼カメラマンの方と
実際に社内でお付き合いをしているお二人の合計3名が
手作り体験に来て下さいました。
アソビューさんと言えば
国内最大級の「レジャー・体験・遊び」ポータルサイトを運営する
ベンチャー企業です。
2016年、クリスマスシーズンでお忙しい中、
お仕事終わりにご来店してくださいました。
ご来店していただいたら
早速打ち合わせをします。
打ち合わせ①コース決め
手作りアクセサリーは
2つのコースから選ぶことができます。
リングのコースと
バングルのコースの2つから選ぶことが出来ます。
豊富なサンプルを見ながら
指輪かバングルかを決めていきます。
サンプルにないデザインも
作れますのでご相談下さい。
今回は指輪のコースに決まりました。
お付き合いをされているお二人は
手作り結婚指輪にも興味があるということで
作業前にご説明させていただきました。
今回の日帰りアクセサリーコースは
打ち合わせからお渡しまで
1時間半での休憩なしで行います。
結婚指輪コースは
途中のおやつ休憩をはさんで
倍の約3時間あるので
より気軽な短縮版ですね。
今回は日帰りアクセサリーコースですが、
日帰り結婚指輪コースの制作方法で
作業をしました。
打ち合わせ➁デザイン決め
手作りアクセサリーコースに話を戻します。
まずは素材とデザインを決めます。
今回は
素材はお二人とも真鍮で
デザインは
ジュエリースミスで一番人気の
「槌目(ハンマー)模様」に決まりました。
打ち合わせ③サイズ決め
デザインが決まったら
どの指に着けるかを決めて
リングゲージでサイズを測ります。
作るものが決まったら
エプロンを着けていただき、
大まかな流れを説明して、
早速、作業に入ります。
作業①~⑧
手作り体験は「彫金机」と呼ばれる
ジュエリー職人が実際に使う作業台を使って
指輪を作っていきます。
まずは椅子に座ってもらい
作業手順を詳しく説明します。
作業は「分かりやすく・楽しく・安全」をモットーに
どうすれば初めて制作のお客様に
満足していただけるか考えながら
行なっています。
写真を撮りたいというお客様も多いので
工程ごとの撮影ポイントが書いたマニュアルなども
用意しています。
当社のスタッフは全員フレンドリーで
おしゃべりですので
スマホでお二人で撮りたい場合なども
どんどんお声かけ下さい。
カメラやビデオのお持ち込みもOKです。
作業①ご希望のサイズになる
長さでカットします。
まずはノギスと呼ばれる測定器具で
指輪になる前の真鍮の棒に長さの目印をつけます。
そして目印の部分に糸ノコギリを充てて切っていきます。
簡単そうですが
使う道具にはそれぞれ使い方のコツがあります。
まずは詳しく説明をしてお手本を見せてから
実際に作業をしていただきます。
例えば今回の糸ノコギリは
1、地金を切るときにグラグラしないように
すり板と呼ばれる木の板に溝をつけて
2、糸ノコギリの刃にロウソクを塗って滑りを
よくしている
3、斜めに切れないように目印の段階で
溝をつける
といった初めての方でも
苦戦をせずに出来る工夫を
随所にちりばめています。
切り方も
「力で切るのではなく、
刃の先端から最後までをスライドさせて
糸ノコギリの重さのみで切る」といった
職人なら感覚で理解している部分を
言葉で説明してから作業を進めていきます。
作業➁棒を丸くして
断面を合わせます。
「ヤットコ」と呼ばれるペンチのような工具で
棒を曲げていきます。
まずは断面が合っていればOKです。
この段階で写真をパシャリ。
オススメしている
メビウスの輪のような捻りも
ヤットコを2本使ってつけることができます。
作業③断面をバーナーでロー付け(溶接)します。
まずは酸化防止剤と呼ばれる
液体を塗りハンドバーナーで火をつけて
変色防止の膜を張ります。
この作業を当社では「フランベ」と勝手に読んでいて
お客様にも好評な作業なので体験していただいています。
ここもシャッターチャンスですね。
変色防止の膜が張れたら
指輪の断面に
ロー材と呼ばれる地金の接着材を乗っけて
バーナーの火を充てて溶接します。
お客様がかけている眼鏡は
高温なプラチナなどを溶かすときに使う、
「酸素バーナー」の火が明るすぎるため
光で目を傷めないために着ける
「酸素バーナー用メガネ」です。
今回の真鍮のロー付けでは着ける必要は全くないのですが、
「誰がかけても面白くなるメガネ」ということで
着けて作業していただきました。
楽しんいただきたいので
こういった無駄も入れていきます。
バーナーを持っていただいて
ロー材を溶かします。
火を充てる場所やロー材が溶けるタイミングなどは
職人が真横からお伝えします。
ロー材が流れて溶接ができたか
虫眼鏡でお客様にも確認していただきます。
作業④金に指輪を入れて木槌で叩いて丸くします。
指輪を丸くするには芯金に入れて叩きますが
作業が面白いので最初は写真の
サイズ伸ばし機を使って丸くしていきます。
指輪を入れてレバーを手前に引くと
芯金の縦に沿って4分割された板が外に開いて
指輪を丸くしていきます。
サイズ伸ばし機だけでこのくらいまで
丸くなります。
ある程度丸くなった段階で芯金に入れて
木槌で叩いて真円を出します。
お客様にも挑戦してもらいます。
続いて金床と呼ばれる鉄の台の上に指輪をおいて
木槌で挟み、上から金槌で叩きます。
こうすることで正面から見たときの
指輪の歪みを取ることが出来ます。
途中で木槌を持つ役と金槌で叩く役を交代します。
作業⑤指輪の外側を磨きます。
まずは溶接した部分が膨らんでいるので
「やすり」で成形します。
ここは難しいのでスタッフが対応します。
研磨の作業はお手本も見せたあとに
お客様にも体験していただきます。
研磨材が飛んで顔や服が汚れないように
「集塵ボックス」という箱の中で磨いていきます。
右手に持っている「リューター」と呼ばれる
回転工具で磨いていきます。
磨いた部分を確認してもらいます。
くすんでいた指輪が
驚くほどピカピカになるので
その違いに感動される方も多いです。
作業⑥ハンマーで叩いて槌目模様をつけます。
ピカピカに磨いた指輪を芯金に入れて
「オタフク槌」と呼ばれる小さい金槌で叩いて
槌目模様をつけていきます。
今回のメイン作業ですね。
ペア感を出すために
相手の模様はどうなっているか確認しながら
作業をすすめていきます。
作業⑦指なじみ成形&サイズ調整
槌目模様が付いたら指輪の内側の角をヤスリで削って
着け心地を良くします。
これは「内甲丸」と呼ばれ、
様々なブランドのホームページで
この部分のこだわりを語っています。
お客様の目の前で職人が
1つずつ丁寧に内甲丸にしていきます。
内甲丸ができたら
再びサイズ伸ばし機を使って
サイズ調整をします。
指にピッタリのサイズになったら
お客様の手作り体験は完了です。
作業⑧最終仕上げ
サイズが出たら指輪の内面と
外側の最終仕上げをします。
スタッフが最終研磨作業をしている間、
お客様は休憩タイムとなります。
指輪が完成しました!
写真は小さいですが
槌目模様の入った手作り感あふれる
「自分たちで作った」という思い出の込められた
世界で一つのオリジナルリングが出来ました。
手作りアクセサリーコースは上記の工程の
一部を体験していただきます。
アトラクションのように楽しんでいただきたいので
製作工程などは常にブラッシュアップしており、
現在はさらに楽しい彫金体験を
することが出来るようになっています。
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