お呼ばれ結婚式でNGなピアス・イヤリングは?ジュエリーのマナーと選び方

結婚式にお呼ばれした時、着ていく服やジュエリーについて悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか?
結婚をする人との関係性や式場、式の形式などによってもふさわしいコーディネートは変わってくるもの。マナーに気を遣いつつも、せっかくのお祝いの場なので華やかな装いをしたいですね。

このページでは特に普段から着用機会も多いピアスとイヤリングの結婚式でのマナーやオススメのデザインについて説明していきます。

 

目次

結婚式の参加におけるピアス・イヤリングのマナー6カ条

結婚式に参加する際の服装などには細かなマナーが多く存在することはよく知らせているので気にされる方も多いと思いますが、ジュエリーについてのマナーはよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

実は同じ様にピアスやイヤリングにもいくつかのマナーがありますので、押さえておきたい6か条をご紹介していきます。

マナー1.花嫁より目立つピアス・イヤリングは付けない

結婚式のゲストとして参列する場合、普段着とは違う華やかなドレスなどを着るため張り切ってオシャレをしたくなってしまいますが、結婚式の主役である花嫁より目立つ格好はNGです。

あまりに目立ちすぎるピアスやイヤリングは好ましくありません。
参列者としての立場を忘れず、服装にあった品のあるものを選びましょう。

宝石のたくさんついた派手なピアスや奇抜なデザインのものは普段ならオシャレで人目を惹きますが、結婚式では悪目立ちしてしまうこともあるので避けたほうが良いかもしれません。

揺れるピアスはマナー違反ではありませんが、大ぶりのものは目立ちすぎてしまう傾向があるので小ぶりのものを選ぶことをオススメします。

マナー2.白いピアス・イヤリングはパールのみ

基本的に結婚式において白色のものを身に着けることが出来るのは花嫁だけなので、ピアスやイヤリングにおいても、白色のものは避けた方が良いでしょう。

ただし、パール(真珠)のジュエリーだけは問題ありません。
美しく上品なパールのジュエリーは結婚式などフォーマルな場にふさわしいと言われています。

またイミテーションパール(模造真珠)と呼ばれるものが存在します。
プラスチックパールやコットンパールなど、リーズナブルな値段で手に入るので持っている方も多いのではないでしょうか。

「本物のパールじゃないと失礼かな?」と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、イミテーションパールを結婚式で着用してもマナー違反ということはありません。

ただし、カジュアルに見えてしまういびつな形のパールがついたジュエリーは避けた方が良いこともあるようです。

マナー3.カジュアルすぎるピアス・イヤリングはNG

結婚式はフォーマルな場なので、カジュアルすぎるピアスやイヤリングは好ましくないでしょう。

プラスチック製のものや布、ビーズ、キャラクターデザインのものなどはカジュアルな印象になりがちなものやチープに見えてしまうものは避けたいところです。

また、普段は複数のピアスを身につけていたり、耳以外の鼻や口などにピアスをつけている方もいるかと思います。
ルールとしてある訳ではありませんが、年配の方などはピアスにあまりいい印象を持たない場合もあるようなので結婚式ではピアスは片耳に1つずつくらいにしておいた方が無難と言えるでしょう。

ただし、カジュアルなパーティーや二次会であれば問題ないこともあるようです。

結婚式の格式に合った素材やデザインを選ぶようにすると良いかと思います。
革製品やファー素材のもの、アニマル柄は動物の殺生を連想させることから、マナー違反と言われていますので気を付けましょう。

マナー4.大きく揺れるピアス・イヤリングは避ける

昔は、揺れる=家庭が安定しないということを連想してしまうため、揺れるピアスやイヤリングは縁起が悪いと言われていたこともあったようですが、最近はそこまでシビアではなく、揺れるピアスやイヤリング自体がマナー違反という解釈はしないようです。

小ぶりな揺れるデザインのものであれば着用しても大丈夫です。

しかし、大振りな揺れるピアスやイヤリングはどうしても派手に見えてしまうことも多く、花嫁のつけるブライダルジュエリーと被ってしまうこともあります。

また、写真などの際に反射して写真写りに影響してしまう場合もあるので避けた方がよいと言えるでしょう。
ピアスやイヤリングは顔の横に来るので非常に印象に残るジュエリーということを配慮して、大振りなものを着けたい場合は揺れないもの、ギラギラ輝きすぎないものを選ぶとよいでしょう。

マナー5.出席者の年齢を加味する

結婚式には新郎新婦の親族や上司など、世代の異なる人たちが集うもの。
反対に友人や親族のみの顔なじみだけの小規模なパーティーもあります。

結婚式の参列者として参加するときは、他の出席者の年齢層なども加味してコーディネートするとよいでしょう。

他の参列者の年齢層が高いときは、今は気にしないという風潮のあるマナーもある程度守り、華やかさよりも上品さを重んじたデザインのものを選ぶ方が無難です。

複数個のピアスや、男性のピアスは良い印象を持たない人もいるので外していくなど、自分より上の世代の人たちからどう思われるかを考えたコーディネートの方が安心です。

友人や顔なじみの人のみで執り行われる式であれば、やりすぎない程度にオシャレを楽しめる華やかなものを選んでもよいのではないでしょうか。
服装に合うのであれば少しカジュアルなピアス、イヤリングや複数個のピアスなども問題ない場合もあります。

マナー6.結婚式の時間帯によってデザインを変える

結婚式は様々な時間帯に開催されますが、開催時間によって服装マナーが変わります。
招待状に書いてある開催時間をチェックし、夜に参加するか、昼に参加するかを確認してから着ていくものを選びましょう。

例えばドレスで言えば、昼に着用するドレスは光沢のない生地、肌の露出控えめなデザイン。夜に着用するドレスは光沢のある生地、肌を露出するデザインが良いとされています。

同じように結婚式に着用するジュエリーにも昼と夜でマナーがあります。
昼の結婚式の場合と夜の結婚式の場合を詳しく説明していきます。

昼の結婚式の場合

昼の結婚式では、宝石やビジューなどキラキラ輝くアクセサリーやジュエリーは身に着けないのがマナーとされています。
ただし、結婚指輪や婚約指輪のダイヤは日中でも着用OK。

ピアスやイヤリングの場合は、揺れるものやキラキラ輝くダイヤモンドなどの宝石類のついたものは避けた方がよいでしょう。
また、マナーとしてだけではなく、結婚式では写真撮影をする機会が多くあるため、フラッシュをたいたり晴れた日の屋外で撮影をする際に、フラッシュの光や太陽光などにジュエリーが反射して光ってしまい、写真写りに影響してしまうことがあるからという理由もあります。

昼の結婚式にお勧めのピアス、イヤリングは上品な光沢のあるパールのものや、サンゴ、アメシストやトパーズなど輝きはなくても顔回りを華やかにしてくれる色味のものです。

ダイヤモンドでも、小さなメレダイヤをあしらったデザインで写真写りに影響のなさそうなものなら問題ないと言えるでしょう。

夜の結婚式の場合

夜の結婚式では、キラキラ輝くアクセサリーやジュエリーを身に着けるのがよいとされています。

昼間とは違い光の反射を気にする必要はないので、照明の光で美しく輝くような素材のものの方が夜の式場でも映えますので、スワロフスキーやダイヤモンド、クリスタルなどキラキラ輝くものがよいでしょう。

夜の結婚式にお勧めのピアス、イヤリングはダイヤモンドなど輝きのあるもの、ルビーやエメラルド、イエローゴールドなどはっきりとした色味で暗がりの中でも映えるような少し大振りのデザインのものです。

上品な宝石の輝きで顔回りを彩れば、夜の結婚式にぴったりの華やかなコーディネートになります。

結婚式におすすめのピアスの選び方

ここまで、結婚式におけるピアスやイヤリングのマナーについて説明をしてきました。

次に具体的にどのように着用するジュエリーを決めていけば良いか色々な目線からご紹介した上でおすすめのピアスやイヤリングのデザインを上げていきます。

選び方1.コーディネートに合ったデザインのピアスを選ぶ

結婚式におけるピアスやイヤリングの選び方として、コーディネートに合わせて選ぶという方法があります。

ドレスカラーやなりたい雰囲気に合わせて選ぶと全体のイメージも掴めるのでおすすめです。
シンプルなドレスなら少し大きめのピアスでアクセントを、華やかなデザインのドレスなら少し控え目で上品なピアスにするなどトータルコーディネートを意識して考えると選び易くなります。

ライトブルーやライトグレー、ライトベージュなどの光の当たり方などによっては白っぽく見えるドレスを着用する場合、白っぽい色のジュエリーを身に着けてしまうと白コーデに見えてしまうので、色味の濃いものを選ぶとよいでしょう。

黒いドレスなどを着用する場合、黒一色になってしまうと喪服に見えてしまうのでブラックパールなどのジュエリーは避けた方がよいです。

選び方2.ピアス以外のジュエリーと統一感を出す

次にピアス以外のジュエリーと統一感を出すという方法があります。
素材やモチーフ、色味などを揃えるとまとまりのあるコーディネートになります。

例えばパールのネックレスを着用するのであれば、パールをあしらったピアスを着けると統一感が出ます。

パールだけでなく、ゴールド色の金属であれば、ゴールド色で合わせる、パールと一緒にダイヤもついているならピアスもそれに合わせるとより一層統一感が出ます。

またフラワーモチーフのペンダントトップなどを身に着ける場合は、ピアスやイヤリングもフラワーモチーフにするとテイストが揃うのでかわいらしく可憐な印象になります。

セット売りされているものもありますので、コーディネートに自信のない方はセット売りになっているものを選ぶと良いかもしれません。

選び方3.会場の雰囲気から逸脱しないようにおさえる

マナーを押さえていても、会場の雰囲気と合っておらず浮いてしまうと少し残念な思いをしてしまうかもしれません。

結婚式の招待状が届いたら、事前にどのような格式の会場で、どのような雰囲気なのかをリサーチしてみるとコーディネートを決めやすくなります。

結婚式を行う場所はホテル以外にも神社やチャペル、レストランなど様々です。会場によって雰囲気や格式は異なるので、それに合わせてピアスやイヤリングを選ぶことも重要です。

式場がホテルならフォーマルにパールのみで合わせる、神社などで和装をするのであれば、アクセサリー類は着けない、レストランならファッション性の高いアクセサリーを選ぶなど、会場の雰囲気に合わせてコーディネートとすると良いでしょう。

結婚式で人気のピアス・イヤリングのデザイン3選

ここまで、結婚式でのピアスやイヤリングのマナー、選び方についてご説明してきました。
では一体、人気のピアス、イヤリングはどういったものなのでしょうか。

ここでは結婚式で人気のピアスやイヤリングについてご紹介していきます。
普段ピアスやイヤリングを着けない、持っていない方や、結婚式の場に合うようなものがない方などもいるのではないでしょうか。

これを機に、結婚式でも着用できる人気のピアスやイヤリングを購入しても良いかもしれませんね。

デザイン1.パールのピアス

結婚式で着用するアクセサリーやジュエリーにおいて、王道なのは何といってもパールをあしらったものでしょう。

パールのピアスやイヤリングは、フォーマルな場でもカジュアルなパーティーでも映える上品な美しさがあります。

一概にパールと言っても、天然真珠の海水パール、淡水パール、イミテーションパールのコットンパール、プラスチックパールなど様々です。
予算やシーンに合わせていくつか持っておくのも良いですね。

デザイン2.ジルコニアのピアス

高価な宝石には手が出なくても、ジルコニアのピアス、アクセサリーなら手が届きやすい金額なのでおすすめです。
透明のジルコニアのピアスであれば、ダイヤモンドのようにキラキラ輝き顔回りを美しく彩ってくれます。

また、市場に一番出回っているカラーなので他のアクセサリーとも合わせやすいものです。

赤やグリーンのジルコニアのピアスは、鮮やかでパキッとした色合いなので、夜に行われる結婚式で大活躍しそうです。

ただし大きくて揺れるデザインのものは、派手になりすぎてしまう場合があるので注意が必要です。

デザイン3.コットンパールのピアス

パールのアクセサリーは結婚式に身に着けるものとして非常に人気がありますが、最近では天然真珠より安価に手に入るコットンパールが非常に人気です。

コットンパールとは、コットン(綿)を球体に圧縮して成型し、表面に塗装などでパール加工をしたものです。

安価で風合いもナチュラル、またコットンなので非常に軽いことが特徴です。格式の高いジュエリー屋さんに行かなくても、身近なアパレルショップなどで手に入ることから、誰でも簡単に手に取りやすいことも人気である要因です。

まとめ

せっかくの結婚式なので、思いっきりオシャレをしていきたい方もいるでしょう。

しかし、自分の趣味だけで好きなようにイヤリングやピアスを選んでしまうと、結婚式というお祝いの場が台無しになってしまう可能性もあります。
結婚式にそぐわないものは選ばず、花嫁と被らないようにするなど、マナーを守った上でファッションを楽しめると良いですね。

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